

家づくりにかかるお金の内訳(設計費、施工費、設備費、その他諸費用)を解説し、予算管理のコツを紹介します。
目次
家づくりにかかる主な費用項目
家づくりの費用には、主に「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つがあります。本体工事費は建物そのものの建築にかかる費用で、全体の費用の大部分を占めます。付帯工事費には、土地の整備や水道・電気の引き込みといった、建物以外に必要な工事費が含まれます。諸費用は、登記費用やローン手数料、火災保険など家づくりに伴うさまざまな手続きにかかる費用です。
本体工事費—建物そのものの費用を理解する
本体工事費は、建物の設計・施工にかかる費用で、具体的には基礎工事、構造体工事、内装・外装工事、設備費用などが含まれます。家の大きさや仕様、デザインにより金額が大きく変わります。また、使用する建材や設備のグレードによっても費用が異なるため、優先度を考えながら選ぶことが大切です。
付帯工事費—見落としがちな周辺工事費用
付帯工事費には、土地の地盤改良工事や水道・ガスなどのインフラ設備の引き込み、外構工事(駐車場やフェンスの設置など)などが含まれます。これらは家の建築費とは別にかかることが多く、地盤の状況や土地の形状によって金額が大きく変動します。あらかじめ調査を行い、予算に組み込んでおくと安心です。
諸費用—契約手続きやローン関連の費用
諸費用には、家の購入に伴う手続きや保険、税金などが含まれます。具体的には、登記費用、不動産取得税、火災保険料、住宅ローンの手数料や保証料などです。一般的に建築費用の10%ほどを見込んでおくとよいと言われていますが、ローンの金利や保証内容によっても変動するため、事前に確認しておくことが大切です。
予算管理のポイント—計画的な資金計画で安心の家づくり
家づくりでは、計画的な予算管理が大切です。まずは総予算を決め、建物の仕様や設備に優先順位をつけながら資金配分を行います。また、予算を少し超えるケースも多いため、余裕をもって予備費を確保しておくと安心です。さらに、住宅ローンの返済計画も含め、長期的な視点で家計に無理のない資金計画を立てることが大切です。